東大国語参考書

このページでは東大二次試験の国語の対策用の参考書を紹介しています。

 東大受験では、理系の方は現代文はセンターで取れればよく、また古文と漢文はセンター対策をきちんとやれば二次でも点が取れるようになります。ハッキリ言って理系にとっては、東大国語は古文と漢文ができればOKです。現代文は、漢字だけは手っ取り早く部分点稼ぎができるので、漢字の対策はしておいて損はないでしょう。東大現代文の記述問題で点を取ろうと時間をかけて勉強するより、古文と漢文をきちんと勉強し、後はほかの教科の学習に時間を割くべきです。なお、現代文がもともと得意という人は現代文を得点源にしてかまいません。現代文が苦手な方は下で紹介する参考書とともにZ会をお薦めします。誰よりも自分は現代文が不得意だと私は思っていて、Z会だけを信じて添削問題を出し続けました。初めはなかなか成果が現れませんでしたが、高3の途中位から、現代文が徐々にできるようになり、最終的に苦手をある程度克服できるようになりました!!

東大国語について

 理系: 試験時間は100分で、3つの大問があり、80点満点です。第一問は現代文、第二問は古文、そして第三問は漢文が出題されます。一部の問題を除いて解答の字数は指定されず、小さな解答欄から、大体の書くべき字数を考える必要があります。模試やZ会、予備校の出している模試の過去問等でよく練習しておきましょう。
 文系: 試験時間は150分で、4つの大問があり、120点満点です。第一・四問は現代文、第二問は古文、第三問は漢文が出題されます。 現代文での得点は難しく、古文や漢文で点を稼ぐとよいでしょう。解答欄に関する注意は理系と同じです。

参考書

古文単語集

古文を制覇するにはまず単語を知らなければなりません。最初にやるのは古文単語ゴロ565です。ゴロで非常に覚えやすくなっています。まずはこれで単語をしっかり覚えましょう。この単語帳だけでも十分なのですが、さらにこの次にやるとよい単語帳は実戦トレーニング古文単語600です。古文単語ゴロ565では古文単語が複数の意味を持つ場合、ゴロになっていないところの意味が身に付かないという弱点がありますが、実戦トレーニング古文単語600にはいくつもの重要な意味が載っており、古文単語を完璧にしたい人にはお薦めです。マドンナ古文単語230を薦める人もいますが、こちらは単語数が少なく、また覚えにくいために私はお薦めしません。ただゴロで覚えるのが嫌な人はマドンナ古文単語230古文単語ゴロ565の代わりにやってもよいでしょう。

古典文法の参考書

この参考書は非常に分かりやすく古典文法を説明してある本です。私にとっても大変役に立ちました。助詞や助動詞の意味の判別法等が丁寧に示されているので、学校で古典文法をやったがいまいちよくわからなかった、という人はぜひ買ってみてください。

古文読解の参考書

左の本は古文がなかなか読めるようにならない私を救ってくれた本です。単語と文法の知識をいかに読解に結び付けるかを、非常に丁寧に説明されています。付属の「フルカラー版ビジュアル古文読解マニュアル」はとても見やすく、記憶に残りやすかったです。この参考書を一通り読み、あとはセンター用の問題集で多くの古文に触れれば、自然と読解はできるようになるでしょう。右の参考書は二次試験での記述問題対策ができます。採点基準が明確で、部分点をいかに稼ぐかが学べます。

漢文の句形の参考書

漢文攻略には句形の制覇が不可欠です。左の参考書を用いて、集中的に覚えてしまいましょう。それほど数は多くありませんが、忘れやすいため、こまめに集中的な復習が必要です。

漢文読解の参考書

漢文読解の力をつけるには、上の参考書を用いればよいです。左の参考書ではセンター試験の過去問を用いて正答を導き出す方法が分かりやすく解説されており、右の参考書では二次試験の記述問題にどう対処すればよいか書かれています。採点基準が明解に書かれており、部分点の付け方なども分かるので便利です。

現代文対策の参考書(背景知識)

現代文でよく出てくるキーワードについての知識を増やすことで、背景知識が豊富になり、難しそうな評論文も読みやすくなります。英単語だけでなく、日本語の単語力も強化し、国語の問題に取り組みやすくしていきましょう。

現代文対策の参考書(解法)

現代文の問題を攻略するには、まず現代文の問題にどのような姿勢で取り組めばよいのかを学ぶ必要があります。上の参考書で考え方を学び、フィーリングによる解法から脱しましょう。根拠を明確にして一問一問解いていくことが、得点の安定化につながります。

現代文対策の参考書(演習)

現代文の解法を学んだら、上の参考書で演習し、記述問題をクリアしていきましょう。これらと併用して、Z会をやるとよいでしょう。客観的に自分の答案が評価され、よりよい答案が書けるようになります。難しめでかなり手こずりますが、実力は少しずつついていきます。

予備校の出している予想問題集

参考書を用いた学習が終わったら、予備校の出している予想問題集で演習しましょう。比較的簡単な、代ゼミのものを最初にやるとよいです。時間がなければ代ゼミのはやらず、河合と駿台のものをやりましょう。河合と駿台のものは絶対やっておくべきです。特に河合のものは解説が詳しく、採点基準も明確で、解答欄付きなので非常に役立ちます。

過去問研究

過去問は採点がしにくいので、傾向をつかむのに赤本を使えばよく、演習には、一つ上の予備校の出している予想問題集を用いるか、Z会の添削問題を活用するとよいでしょう。

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